松川 ~赤坂・和食
2012年 02月 29日
何を着て行きましょうか・・・と悩んだ末、・・・そうだ!着物にしよう!!
と決めてからは大騒ぎ。
何年も触ってない桐のタンスを開けて色々引っぱり出したり、実家の母に電話して相談したり、
狭い家に着物や帯や長じゅばんをしばらく吊ってなきゃいけないし、半襟つけなきゃいけないし・・。
お着物の着付けはホテルオークラ美容室に予約しました。
今月号の『家庭画報~美しい和食の作法』も熟読し、、、、
あとは天気予報とにらめっこ。
というわけで、昨日は快晴!!
ホテルオークラやアメリカ大使館のすぐ近くです。
カウンターで松川さんとお話しながら・・・も贅沢であこがれますが、
今回は5人だったこともあり個室でワイワイを選択。
では、お料理を御紹介します。
壱)ふっくらしたフグの白子に焦げ目がつけてあって、その上に雲丹。
弐)カニのお団子。つなぎがほとんど感じられず、カニの身だけで丸くなってるとしか思えない。
上にのっている茶色いのはキクラゲです。食感が違って楽しいし、カニの柔らかさが引き立ちます。
参)伊勢海老のおさしみ。手前にある海老の味噌にからめて・・・・。
四)ふぐ三種。
「てっさ」とは違って厚いお刺身。でも柔らかい。ふぐ皮湯引き。そして身を少し湯がいたもの。
ポン酢がまた最高。ツンと来なくて味わい深いです。
五)空豆とコノコ(ナマコの卵巣を干したもの)のご飯。これが、もーーー絶品!
盛り付けも上品で素晴らしい!!
六)グジ(関西では甘鯛のことを『グジ』といいます。『ジ』にアクセントね。)の塩焼き。
あ~ら正統派!と思ったら、添えてあるのは庄内麩になんとゴルゴンゾーラを挟んだもの。
七)我々にとってのメインイベント!おそば。
ユキキーナ先生のお教室に、このお蕎麦を打ってこちらにおろしている方がいらっしゃるんですよ。
この細さ!\(◎o◎)/! おダシも透き通ってますね~、お上品!! 上には山葵菜。
八)タケノコの煮もの。ハマグリも一緒に炊いてあります。なんとまぁ春だこと。
この、御器は『野々村 仁清(にんせい)のうつし』だそうですよ。
美味しく頂くだけじゃなく、見識も深まります。
九)梅味のお雑炊。白魚が乗っています。ここにも春!ですね。
拾)あ~もう 満足満足・・と思ってたら「おかわりはいかがですか??」って。
なんと白いご飯にイクラ醤油漬けと生カラスミがついてくるそうです。
それは頂かないわけにはいきません。
生カラスミって珍しい!! 白いご飯をさらにおかわりしてしまいました。
横の赤だしがまた・・・おいし・・・。。。。(*´∇`*)
私たちが満足したのにはもう一つ理由が・・・・。
今しか飲めない「あらばしり 加賀鳶」を差し入れしていただいて、なんと5人で飲んでしまいましたの。
でも、全く酔ってない。楽しかったからだわね~~。
拾壱)最後は黒豆の水ようかんとお抹茶。
はかない食感。優しい甘さ。口の中でとろける~~とはこのことですね。
以上、淡々とお料理を説明しましたが、もちろんどれも脳に響くおいしさ。
一つのお皿でも、ひとくち・ひとくち味わいが変わって、日本料理の奥深さを感じました。
やはり、これは季節ごとに来させていただかないとね~~。
最後に松川さんがご挨拶にみえました。。恐縮デス。
ミシュランを断ったという男気のある御店主は、関西弁で他のお部屋も案内して下さいました。
ありがとうございました。感動の1日でした。
是非また伺いたいと存じますです。
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by pompelmo-24 | 2012-02-29 14:54 | 伊・以外 レストラン | Comments(2)
しかし着物は準備や片付けが大変だー。でもまあウキウキした気持ちにはなるよね。
どのお料理もdeliziosoでございました。季節ごとに行くなんて贅沢ですが、絶対また行きたいです。
是非一緒に参戦しましょう\(^o^)/